毎月、段位進級を確認するための媒体が発行されます。
当教室の基本としている段位取得の団体は、「新聞」です。
各書道団体で形はそれぞれですが、冊子が発行されるところが多いようです。
「新聞」は、私が幼少の頃に通っていた時と今もなお、同じものです。
会を支える支部の先生方の「少しでも安く」というお声を受けて、今も「新聞」なのだそうです。
書道人口は時代と共に減ってきているのだそうで、どの団体も最大の目的は「書道の繁栄」なのだと思います。
毎月発行される新聞を見ていても、「書道人口の減少」は、とても顕著です。
昔は、新聞の両面にびっちりだった名前も、今では余白が目立っています。
特に「大人の部」、高校生の数の少なさには驚きます。
自分の進級を確認しつつ、そんなことを思いながら、毎月の新聞を眺めています。
お習字教室に通っていたとしても、中学、高校と進学するにつれて、
時間の使い方も変わって、いつの間にかやめてしまうことも多いのでしょうね。
義務教育とされている中学校までは、ある程度どのお習字教室でも取り組む内容は同じかもしれませんが、
高校生になると、お習字の中にも色んな世界が出てきます。
そこに興味がなければ、やっぱりやめちゃう、となってしまうのでしょうか・・・😢
”書くことが少なくなった今だからこそ”
”忙しい毎日から心の落ち着きを”
など、色々な切り口で「今だからこそ!」と書の道へ導く言葉もよく、見かけます。
書道の繁栄に少しでも、何か私にもできたらいいなぁ。
と、最近はそんなことを思っています。