七草の節句を終え、11日の鏡開きを前に何となくお正月も終わった感じがします。
さて、年末年始になると普段はあまり使わない言葉が出てきたりしますよね。
「元旦」と「元日」
使い分けがちょっと気になりました。
みなさん、このふたつの使い分けできてますか?
元旦:1月1日の朝
元日:1月1日
それぞれには、上のような意味があります。
年賀状に「元旦」と書くのは、年賀状が1日の朝に届くからなんですね。
年末に年賀状の用意をしている時点で、元日に間に合いそうにない場合は「元日」、「元旦」の表記は外しておく方がいいと、個人的には思います。
最近は、お店も元日から営業しているところが増えました。
うたい文句で「元旦から営業!」「元日から営業!」を目にすることがあるので、余計に曖昧に感じるかもしれません。
元旦から営業は、つまり「1日の朝から開けますよ」ということです。
11時からなどお昼前後からの営業の場合は、「元日から営業」が使われています。
「元旦の昼から」などという表現はしません。
そんなことを思っていた矢先、私の幼少期からの友達が同じことを言っていました。
小学校になる息子がいるのですが、学校で元日と元旦の違いを学んできたそうで。
息子からそれを聞いた私の友達は、「知らなかったー!」と驚いていました(笑)
年賀状にも「礼儀」といういくつかの慣わしがあり、日本語も同様にそれぞれの意味があります。
慣わしや礼儀って、段々とそれを知ってる人や教える人が居なくなると、無くなってしまうものかもしれないなぁ、と最近考えたりします。
まぁ、要は相手を不快にさせない程度の礼儀があれば十分な気もしますが。
でも、縁あって私は「書道」という日本文化や言葉に触れることに携わっているので、
日本語や昔からの習わしなんかも大切に一緒に伝えていきたいと思った2024年です。