去年の年末から新しく始めた「臨書」に特化した練習。
その課題の締め切りが迫っていて、昨日、おととい、と取り組んでいました。
既に、「準師範」の段位は取得済みですが、新たに別のところで「新規」として
始めてみることにしました。
筆使いや文字の形、連綿のつなぎ方、などとっても自分の勉強になっています。
たった2行ほどの古典の臨書なので、時間にしたら15分程度のものですが、
思うような線が出なかったり、筆の動きが違ったりと、なかなか悪戦苦闘が続いています。
練習と日々の継続が大事であることを改めて、感じています。
課題には締め切りがつきもので、それまでに清書を仕上げることが
毎月の行事のようですが、万事が一事というように、いつも「清書の気持ち」で臨むことが必要だと思っています。
なので、毎回の練習で1枚は「清書」に値するものを書くことに決めています。
と同時に、2時間以上は練習しないことにもしています。
練習ではなく、気の向くままに筆を執る場合は無限にやっている時はありますが・・・。
お習字や書道って「落ち着き」とか「集中力」とか「物静か」とか色々な固定概念があるかもしれませんが、そのどれかが欠けているからできないものでも、その無いものを培うようなものでもありません。
現に、私も大した集中力は持ち合わせていません(笑)
1時間も練習できない時だって、日によってはあります。
そんな程度です。
誰でも、やりたいと思えばでできるものです。
書道を通して、結果的に引き出される力や性質はあると思います。
例えば、落ち着きのないお子さんに「落ち着き」を身につけさせたいと、
お習字をさせることや逆に「落ち着きがない」からお習字をさせたいけど、
させられないと考えられることはありませんか。
そもそもお習字とは、「きれいな字を書く」土台を作ることです。
その過程で培われていくものがあるというだけで、向き不向きがあるものではありません。
字には性格が出る、と言います。
それは間違いではありません。性格とその時の心情が「字と線」そのものに出るのです。
筆使いを見れば、どんな気持ちで書いたかが何となく伝わってくるものです。
子供も大人も関係なく、隠しても出てしまうというのが、「字」の面白いところです。
自分の書く字がどんな自分を現わしているのか、知ることも書道の楽しさだったりします。
さてあなたは、どんな字を書いているでしょうか?!
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